三年前に両親が亡くなって以来、いろいろやってきたが、こういった経験も時間が経つと忘れてしまうだろうから、少し記録しておかないといけないと思った。2021.10.09に一部遺品の処理について書いてあるが、その後もいろいろ経験を積んで、買取業者はそれなりに勉強させてもらったので、記載しておこうと思う。
まずネットで調べると宣伝が上位に出てくるので、そのまま信じるのは危ない。出張買取は特に家に入り込み、貴金属はないかと尋ねることが多いようだ。私は親の着物などを売れないかと思って、テレビなどでも宣伝している大手に見てもらおうと考えた。バイセルは買取業者でも上位に出てくると思われるが、着物は小柄なのと多分いいものがなかったためか、引き取らないと言われた。ただ調べている最中に和物のアクセサリーで金のものを見つけ、こちらは買い取っていった。毛皮も見せたが、今はワシントン条約もあり、なかなか売れないと言われ、二束三文で売ることに。あまり価値がわからないアクセサリーがあったので、見てもらったところ、金のものがいくつか出てきて、外国で買ったと思われる宝石も見せたところ買い取るという。まだ慣れていなかったので、そんなものかと思って、買い取ってもらったが、後でバイセルから電話がかかってきて、訪問した人の対応はどうかとチェックが入った。またクーリングオフの条件も教えてもらえた。正直なところ、後でネットで売ることに決めた金貨の値段が、1/10ぐらいだと気づき、これを含む何点かをクーリングオフした。実はその後クーリングオフの条件などを説明を受けたのはバイセルだけで、直後はずいぶん買い叩かれていると思ったのだが、値段はどうも似たり寄ったりだと思う。結局金が価格もはっきりしているので、その時の金価格とネックレスなど重さが測りやすいものに対する、買取価格を見ればその業者がどの程度の価格を提示しているかがわかる(ネットに載っている買取価格は全く当てにならない)。金でも18金を買取の場合、14金と計算するとか言ったり、海外のものは1ランク下の評価になりますとか、買い叩かれる。そう言った点では貴金属はメルカリなどの方が、高く売れる可能性はあるだろう。
自宅での買取はミシンを売ろうと思って出張買取エコという業者に見せたが、三菱のもののみ引き取っていった。もう一件海外もののものは引き取らなかった。同時にペンタックスのアナログカメラも引き取ったが、合わせて1000円でなんでも買い取るわけではない。まあどうせ粗大ゴミで出せばお金がかかるので、良かったが。出張買取で、もう一つ頼んだのは福ちゃんでこれは食器の買取を頼もうと思ったからだ。ウェッジウッドなどのブランドものは買い取っていった。この時は事前にHikakakuで同じものを出してみたが、他の業者にに比べて、福ちゃんは結果的には高めの買取価格だった。ただ食器のブランドは結構絞り込んでいて、日本のものもブランド以外は買い取らない。Hikakakuはオンラインで写真などを出すと買取価格を提示してくるのだが、直接電話してくるのもいて、面倒くさい。福ちゃんに比べても高めの値段を言ってきたところもあったが、ネットで調べた限り、実績もなかったので、やめて良かったと思う。自宅に入り込むのを目的にしている可能性も大。福ちゃんはアクセサリーも見るというので、ネクタイピンなども基本まとめていくらで買い取ってもらった。銀製のものもあったが、これは今はあまり値がつかない。
なんぼや(白山店)はアクセサリーのチェックをしてもらいにいって、金製品をいくつか確認してもらって、買い取ってもらったが、基本金自体の1/10のレベルの買取価格だったと思う。エコリング(小石川店)は結構いろんなものを買い取ると言っていて、月によって、ものによる強化買取などをやっている。掛け軸を買い取るというので自分の評価では価値なしと思っていたものも、少額だが買い取ってもらった。壊れた時計とかも買い取ってもらったが、全体にエコリングは買取価格は安いが、リピート率は高いというのはわかる。万年筆もモンブランやパーカーを買い取ってもらったが、これらはブランドだけでなく、ペン先が金だということもあるのだろう。祖父の昭和初期の従軍徽章が見つかり、これを買い取るという業者が巣鴨に店を開いていたので持って行った(買取むすび巣鴨店)。メルカリに出ているものの1/3ぐらいだったが対応が良かったので、翌日ノンブランドのアクセサリーと昭和初期の万年筆を持って行った。対応したのは別人だったが、万年筆の一つはK14の刻印があったが、それに触れず全部まとめて1万円と言っていたが、値段交渉をしていたら15000円になった。どうもアクセサリーの中にいいものがあったのかもしれなく、アクセサリーをまとめてというところにこだわっていた。対応は悪くないのだが、ここの業者の問題は買取商品受付証など書類を2度ともよこさなかったことだ。少なくとも他の業者は買い取ったものに関して、受取証は出したのだが。クリーングオフの説明はバイセル以外は全くない。
日本人形やこけしはなかなか買取手がなくて困っていたら、ネットでコヤッシュとかいうところが、買取する何社かの一つに出てきて、オンラインで申し込めるので申し込んだ。ところが出張日を決める電話でガラスケースは引き取れないと言われ、仕方ないかと思ったのだが、ネットを見直すと、ガラスケースを引き取るのも売りにしている。さらに評価を見たら、驚くほど悪い。1.X?!。ゲンナリしてキャンセルした。おそらく引き取り手のないものを引き取ると言って家に入り込むのを目的にしているのだろう。
というわけでいろいろ買い取りに関しては経験を積んだ。ブランド物をこんな高額で買い取ってもらったとかいうのを羽鳥さんのモーニングショーなどでもやっているが、私の経験ではまずない(私は買取大吉の経験はない)。ブランド物ならすぐ売れるから比較的高額で買い取れるのかも知れないが、新聞に挟まれている広告と同じで、最もいい例を客寄せのために出しているのだろう。
あと希少品はメルカリなどに出した方がいいのかも知れない。Maria Stranskyのバックをバイセルにスルーされたので、価値ないのかと思い、メルカリに出したら、すぐ売れたのだが、直後にコメントが入りそのデザインは希少なもので、一桁価格の付け間違いをしたのかと思ったと言われた。まあ商品交換とはなかなか難しいものだと改めて勉強させられた。個人的経験だが、参考にしてもらえれば幸いです。