2018.08.05 Sunday
暁天講座@清水寺2018.8.5
JUGEMテーマ:仏教
清水寺の暁天講座は例年通り森清範貫主。今年は霊山観音でお話を伺ってはいたが、かぶらないのはさすがです。演題は「空即」。現在本堂の修理で柱が170本あってその傷んだものを変えなくてはいけない。昔ここ(本堂の横の局)に紫式部や清少納言も来ておこもりしていた。今年は観音霊場(西国三十三所)草創1300年ということでそのきっかけになった徳道上人の話<ttps://www.saikoku33.gr.jp/1300/>をされ、随求堂も随求菩薩の公開(222年ぶり)を3月に続き10月5−15日とやること。さらに観音さんといえば般若心経で、ここから色即是空、空即是色の話になっていった。色は存在だが、原語ではルーパといい、これには壊れていくという意味もあり、空はじっとしていない、無常と意味だ。空はあてにならぬ、ということだといった人がいて、あてにならぬものを認めることや、今年の一字とした北は背の上であり、背中合わせで、本来向き合う必要があることや、森貫主の前任者である大西和上が「ゆっくりしいや」といっていたことを病気の際に話した方が無くなる前に「おおきに」といったことから、空即是色は「おおきに」だと展開されたのには恐れ入りました。通常こちらでは終了後パン牛乳をいただけるのだが、今日は加えて森清範師の近著「四季のこころ」をいただけたのはありがたかった。合掌。